金沢の宝町で学生寮をしています。今年で10年になります、寮母の住田早智です。
「一人暮らし」というと大学生や社会人を想像します。
しかし、現実には高校生から親元を離れ「一人暮らし」をしている子たちもたくさんいます。
私たちも10名中1名は高校生がいました。今年は2名。
特に石川県は、金沢に進学校が集中しているため、
それ以外の地域の子は進学を考えると「金沢」に出てくることを考えてしまいます。
しかし、高校生が一人暮らしを前提に安心して住める場所はごく少数です。
特に女の子が住むとなると、ほんの一握り。
私は、ご家族のそんな気持ちにお応えしたく、大学生だけではなく、高校生もお受けしています。
高校生は、体調の変化や起床時間など、大学生以上に心を配りながら、近すぎず、遠すぎない狭間で
親御様が安心できることを最優先に、時には高校からの連絡にも応じることがありました。
何より、お嬢様が、学問や部活などの学校生活に専念できるように見守っています。
それは、数少ない『高校生が安心できる「下宿屋さん」でありたい』と、ただただ願っているからです。