金沢市宝町で女子専用学生寮をして今年で11年目にあります。寮母の住田早智です。
夏季休暇も終盤に入り、皆さん忙しくなってきています。
夕食時、いつもは早めにくる子が、なかなか食堂に下りてこなくて。
入るなり疲れた様子。いつもの元気はどうしたの?と不安になり、
食事が終わって、「疲れてる?体調大丈夫?」と声をかけました。
すると、いつもは弱音を吐かない子が「課題がうまくできなくて」
「夜もずっと課題をしてて」・・・
彼女たちが突き当たるハードル。今、乗り越えようと必死だったのです。
「今日も徹夜?」「できるだけ早めに終わらせたいです」
私は何もできないけれど、お茶が入ったポットをそのまま彼女にわたし
「無理しないでね」と。
翌日、戻ってきたポット。
きれいに洗ってあるポットの下の方に貼ってあった小さな手紙。
何気ない会話から出た何気ない彼女のやさしさ。
年甲斐もなく、ウルウルときました。