金沢市宝町で女子専用学生寮をして今年で11年目になります。寮母の住田早智です。
1・1能登半島地震から3週間弱。まだまだその被害は回復できていません。
そんな中、能登の人、石川県民すべての人が見た「希望の光」
それがこの「千枚田の夜景」です。
その反面、昼になると割れた田んぼがむき出しになり、絶望感すら押し上げてきます。
もちろん、絶望感をもつのはは千枚田だけではありません。
断水、停電、孤立、道路の寸断、どれを挙げても「希望」という言葉につながる糸口が見えてきませんでした。
その逆境の中、静かに静かに、千枚田は生きる希望を蓄えていたのです。
この写真を撮られた方も「まさか、ないだろう」とダメもとででこの崖にいったそうです。
絶望の中で見た「千枚田の希望の光」
会館には、能登からの学生さんがいます。親元を離れている分、地元への心配や不安は私たち以上だと思います。
それを口にも顔にも出さない彼女たち。
「この強さはどこから来るのだろう。」と思うことがありました。
私は、この光を見て、その強さの源を垣間見たよう様な気がしました。