地震を生き抜くということ

金沢市宝町で女子専用学生寮をして今年で12年。

学生さんとの他愛無い日常や、会館での日々の徒然を書いています。

1月1日の「能登半島地震」から半年以上経過していますが、

その爪痕はまだ消えることはありません。

私の親戚も大きく被害をうけ、今まだ仮住まいの日々。

地元ではちょっと有名な「漆陶器屋」さん

お盆の休日、近くて遠くなってしまった七尾に足を運ぶのにはいろいろな思いがありすぎて、

1歩1歩踏みしめように向かいました。

道路事情も考え、車ではなく回復している列車での移動。

親戚のお店は銀行の土蔵での仮店舗。

私を出迎えてくれた 社長ご夫婦の屈託のない笑顔は、能登の未来を感じました。

60歳を過ぎてからの人生の再出発。

どれだけ不安と絶望がよみがえったか、想像もできません。

それでも、立ち上がる勇気にただただ脱帽いたします。

さて、お店に入り目を引いたのは、

この大地震で生き抜いた「陶器・漆器」たち。

少々の傷もあったり、箱がなかったり。

それでも生き抜いてくれた縁起のよさに感動!

箸置きを集めるのが好きな私には、縁起の良さとかわいいお品に胸がわくわくです。

高いお品は買えませんが、日常使いの食器をそろえ、

この「縁起のよさ」と「生き抜く魂」をお土産に帰路に向かいました。

もうすぐ新学期!

私もただひたすら、前に進もうっと!

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