金沢の宝町で学生寮をしています。今年で10年になります、寮母の住田早智です。
当会館は食事付き女性専用の学生会館です。昔でしたら、「賄いつき下宿屋さん」というのでしょうか。
時代のニーズに合わせ、私は「進化した下宿屋さん」という表現をしています。
その賄いに、私は夕食に必ず「おやつ」をつけます。
若い女の子は甘いものが大好きです。
日中は居室で過ごす一人時間。
食事の時は、コロナで黙食とはいえ、隣に人がいる安心感に包まれて食べる甘いおやつ。
なんとも言えない至福のひと時ではないかと、目を細めてご様子眺めています。
実はそのおやつ、毎日「今日は何にしようか」と選ぶことも私の楽しみの一つです。
時にはケーキを焼いたり、ゼリーを作ったり、学生さんの喜ぶ顔を浮かべながらおやつを決めています。
さて、秋になると出てくる「金澤五郎島金時芋」。
このお芋を使って、この時期ならではのおいしい大学芋。
私は大学芋には、能登の米飴「横井商店のじろう飴」を使います。
お砂糖は一切使わないお米からでる自然の甘味。体に優しい能登の米飴で作る大学芋。
金沢に来たご縁ですから、どこにも売っていない「能登の米飴の大学芋」を
夕食で味わっていただきます。