金沢の宝町で学生寮をしています。今年で10年になります、寮母の住田早智です。
1月の授業が再開し、当たり前の日常が戻ってきました。
大学4年生は、卒論の成果発表を待つばかりとなり、バイトや読書の日々を過ごされています。
高校生は、3学期が入りとさらに勉強に拍車がかかったようです。
皆さん自分の時間を有意義に使いながらも、息抜きできるように、
私は、毎日夕食には若い女の子が好きなおやつをつけています。
いつもはスーパーのお菓子や拙い自家製お菓子。
先日能登の学生さんがお土産に「能登ころ柿」を持ってきてくださいました。
「皆さんでどうぞ」と。
会館には他にも能登からきている子が何人かいます。
彼女たちが口をそろえて「懐かしい~」と目を細めて干し柿を手にとってます。
子供のころよく食べていたという「干し柿」。
家の軒下につら下げていたという思い出話し。
おばあちゃんの家にあったと小さいころを懐かしむ顔。
親元を離れ、改めて手に取ると、色々な思い出がよみがえり、
今、自分がここにいることのあたたかさを感じてくれているようです。
やっぱり 19時の「おやつ」は心の玉手箱です。